キウィ(ニュージーランド)の人たちにとって有名な日本企業。ニュージーランドに数年間住んでいた日本人としては、トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、スバルなどの車メーカーの名前が上がるのではないか、と思います。東京よりマツダやスバルの車をよく見たし、見たこともない古い型の日本車がガンガン走っていました。
TOTOとの出会い
私と知り合うまで日本に全く興味のなかったニュージーランド人の彼。昨年、東京で一ヶ月ほど一緒に滞在することに。滞在中に見つけた、彼的No. 1日本企業がTOTO。もちろん、日本人なら誰でも知っている有名企業ですが、外国人にはあまり馴染みがないかも知れません。彼も、日本に来るまでは聞いたこともなかったそう。
宿泊場所を決めるのは私の係。一ヶ月の間に、Airbnbとホテルを数ヶ所移動しました。
まず、最初に泊まったのは職場の近くのAirbnb。バス、トイレ別の1DKの部屋は、ニュージーランドにはあまり無いタイプの部屋だという事に加え、清潔さ、収納スペース、間取りなど、興味津々。狭い家の中を行ったり来たり、いくつも写真を撮って、家族に送信。日本に来て最初の写真が、部屋の収納かい、思わずツッコミます。笑
しばらくして、トイレから叫び声が。「HELP!ボタンが多すぎて、流し方が分からない!」それが、彼とTOTOウォッシュレットの出会いでした。欧米人はウォッシュレットを不思議がってあまり使いたがらない、という話を聞いたことがあるので、簡単にボタンの説明をしましたが、案の定、眉間に皺を寄せて聞いていました。
トイレのブランドは、TOTOのウォッシュレットだけではないことは認識しつつ、私は全ての温水洗浄便座のことをウォッシュレットと呼んでしまっています。笑 英語では、Smart Toiletというようです。私の父は、このスマートトイレなしでは生きていけない人種。海外旅行などで、システムの入っていないところには、持ち歩き用の洗浄機を持っていきます。アジア圏では、かなり定着してきていると聞いたことがありますが、欧米ではあまり使われていないようです。ニュージーランドでは、見たことがありません。
本当か嘘か、アジア人、特に日本人は、胃腸が弱いので、スマートトイレが一般的になったと言われていますが、何人であろうと、一度慣れれば、虜になるはずです。
私の彼のように。笑
今や虜に
彼が日本に来てから数日後、ある時、気がつくとトイレからなにやらウォッシュレットの作動する音が。気のせいかと思いきや、そのうち、頻繁に聞こえてくるようになりました。流すボタンを間違えているのか、それとも・・・
思い切ってウォッシュレットを使っているのか聞いてみると、笑顔で「めっちゃ使っているよ!」
まさか、そんなに気に入ってくれるとは。笑
行く先々のトイレが気になり始めたようで、その都度、聞いてもいないのにトイレの感想を教えてくれました。笑
その証拠に、彼のスマホのアルバムには、トイレの写真がたくさん残っています。
一緒にドライブした富士山の写真は一枚も無いのに・・・🥲
花より団子ならぬ、富士よりTOTOな彼。日産車に乗っているけど、日本のナンバーワン企業は、TOTOだと言い張る彼😅
一つでも、日本で興味があるものが見つかって、良かったと思うことにします。笑