スーツケースではなく段ボールを預けてみた 日本発NZ便

日本からニュージーランドへ戻る際、毎回悩むのが荷造り。
物価の高いニュージーランドでは手に入りにくい食品や衣類をつい買い込んでしまい、あっという間に大量の荷物に。その度に、スーツケースを買い足すのも現実的ではなく、今回は少し違う方法を試すことにしました。

ということで、今回は、”スーツケースじゃない方法” にトライしてみました。

段ボール帰国を選んだ理由

今回の日本への一時帰国では、相方が自分よりも2週間早くニュージーランドに戻ることになりました。すでに、日本で購入したものがあったので、彼には自分のスーツケースと私のスーツケース、合計2つを先に持って帰ってもらうことに。それでも、まだまだ増える荷物。残った私はスーツケースを買い足すのではなく、段ボールで荷物を持ち帰るという選択をしました。

理由は2つ。
これ以上スーツケースを増やしたくない。
できるだけたくさんのものを持ち帰りたい。

荷物の大きさと中身

今回は、たまたま家にあったクロネコヤマトの「14サイズ」の段ボール(40×60×40cm、合計140cm)を使用しました。

段ボールの中の中身は、以下の通り。
衣類(ユニクロの冬物や、私と同様プレゼント狂の母から貰った衣類)
食料品
美容品
生活雑貨・日用品
割れ物・調理器具(結婚式の引き出物としてもらった包丁や、これまた母からの陶器の食器)

2つ目の段ボールとして、オンラインで購入したマット。入れ替えなどはせず、購入時の段ボールでそのまま持って帰ることにしました。

ダンボールのパッキングは、NZから日本へプレゼントの発送を何度かしているので、結構慣れているつもりです。ポイントは、中で動かないようにギチギチに詰めること。割れ物の陶器の食器は、購入時に送られてきた箱に入れたまま、安定的な角っこに入れ、壊れやすいお煎餅のようなものや、箱に入ったお菓子類はプチプチに包みました。

成田空港のラッピングサービス

段ボールの中身は、雑に扱われても問題ないようにしましたが、段ボールその物がそのままだと心もとないので、成田空港でバゲッジラッピングサービスを利用しました。

利用したのは、ターミナル1南ウィング4階チェックインカウンターエリアにあるwRapper RAPI
料金は、段ボール1つ、2000円前後だったと思います。こちらのHPの料金案内も、参考までに。

全面をしっかりラップで包んでもらえるので、箱自体の強度がアップ。ただ、ラッピング後はラップでぐるぐる巻きになるので、荷物受託所で自分の荷物を見つけづらくなることに気がつきました。そんな事を親と話していたら、親切なラッピングサービスのお兄さんが油性ペンを貸してくれたので、箱にイニシャルとイラストを描いて、事なきを得ました。笑

カートの上にある、ラップで巻かれたチェックイン前の段ボール

ニュージーランド航空は、チェックインも荷物預けも、エコノミークラス利用の場合は全て無人キオスクです。今回は特殊な形の段ボール(マット)があったので、成田空港のニュージーランド航空チェックインエリアで、荷物は有人カウンターで預けるように言われました。指示に従い、有人カウンターで、問題なく荷物を預けることができました。

NZ到着後の荷物と入国手続き

到着後、オークランド空港のバゲッジクレームでも、荷物を簡単に見つけることができました。マットが入っていた細長い形の段ボールは、特殊な形の荷物扱いで、ベルトコンベア横に置かれていました。特に、段ボールが破損した形跡もありませんでした。

ここでひとつ、最近のニュージーランド入国事情も記録しておきます。

最近、ニュージーランドの税関での申告「New Zealand Traveller Declaration (NZTD)」が完全デジタル化されました。NZTDは、入国時に持ち込む物品や食品の申告、健康情報などを事前にオンラインで提出するシステムです。

前回入国した2024年2月時点では、お馴染みの黄色い紙での申告だったので、現在は完全デジタル化となり、それを飛行機内で知って少し驚きました。紙での申告は、デジタル申請ができない人のみ空港で行うという形になったようです。飛行機でWi-Fiが使えたので、入国前に問題なく手続きができたのはありがたかったですし、ウェブサイトは日本語表示もあるので安心でした。
ニュージーランドに到着前に、ウェブサイトかアプリで必ず済ませておいた方がいいですね。

オークランド空港の税関(Customs)では、何度か箱の中身を係員に聞かれました。一般的な旅行者が使うスーツケースではなく、段ボール2つで入国したことで不審に思われたのかもしれません。お菓子や調味料、衣類、美容品などなど、と正直に説明し、特に問題なく、X線の荷物検査のないエクスプレスレーンへ案内され、無事に到着ゲートを通過できました。

手荷物も大きい私は、日本でもニュージーランドでも、空港内はカートを使うので、スーツケースでも段ボールでも大差ありません。家族が車で送迎してくれたおかげで、段ボールでもスムーズに移動できました。ありがたいです。家に到着後、荷解き荷解きしましたが、中身も問題ありませんでした。
これは、ほんの一部です。笑

日本からのお土産の一部
食料品や日用雑貨、衣類など

段ボール帰国の感想とおすすめポイント

今回のダンボール帰国で思ったのは、スーツケースではなく段ボールでの移動、意外と柔軟で合理的な選択肢だということ。

スーツケースを増やさずにすむ。
不要になったらそのまま処分できる。
梱包の仕方次第で、より多くの荷物を安心して運べる。

今後も荷物が多くなりそうな移動の際は、また段ボール作戦を使おうと思います。

段ボール帰国の注意点

  • サイズ選び:航空会社の預け荷物規定を確認。(NZ航空の預け荷物サイズは、縦・横・高さの合計が158cm以内)
  • 重さの調整:航空会社の預け荷物規定を確認。(NZ航空の基本的な預け荷物重量は23kg以内)
  • ラッピングサービス:必須かも。空港で頼めば、荷物1つあたり2000円前後で安心感が増。
  • 目印の工夫:イニシャルやステッカーなどで段ボールを識別。
  • 割れ物対策:衣類やタオル、緩衝材での梱包は念入りに。
  • 空港外での移動手段:段ボールは運びにくいため、事前に送迎や移動手段の確保を。

これから段ボールでのチェックインを考えている方の参考になれば嬉しいです。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール