ニュージーランド人にどのようにクリスマスを過ごす？と聞くと、日本人のお正月の過ごし方と似ている答えが返ってくるかもしれません。（当然、クリスマスプレゼントに関する部分は除きます。笑）
日本のお正月
日本のお正月といえば、親戚一同が本家に集まって・・・という家は、もう少ないかもしれませんが、家族が集まり、一緒にお節料理を食べるというのが一般的だと思います。2021年、５年ぶりに日本でお正月を過ごし、日本は美味しい国だと改めて実感。
今年、2022年も家族みんなが大好きな地元の日本料理屋さんのお節、御年88歳のばぁちゃんの作った鰊となますなど、美味しいお酒と料理をたらふくいただきました。
もう一つ、お正月、ウチの恒例行事は近所の神社への初詣。私は、特別、信仰心があるわけではありません。
でも、家族の大切な恒例行事となっています。
日本人にとって、初詣に行くこと自体が文化の一部になっています。
ニュージーランドのクリスマス
私たち日本人にとってのお正月と、海外のクリスマスの概念は似ている気がします。宗教的な意味がある一方、それを超えた文化の一部と認識されているます。家族が集まり、食事をする。日本のお正月のような光景です。
2019年までの数年間、ニュージーランドのクリスマスを経験しましたが、敬虔なキリスト教徒ではない人にとっても、クリスマスは大切な日ということがわかりました。
ニュージーランドに到着して５日目で、ホームステイ中だった私ですが、ホストファミリーが親戚のパーティーに連れて行ってくれ、映画のワンシーンのような心温まるクリスマスを経験しました。大人が子供達にプレゼントを用意するのは勿論、子供達からも親や叔父叔母、祖父母にプレゼントを用意します。それを一度、大きなクリスマスツリーの下に置き、食事が一通り済むと、プレゼント交換をするのです。高価なプレゼントではないかもしれませんが、その人のために用意したという家族間のやりとりを見ているだけで、涙が出そうに。出会って数日の私にまで、ホストマザーと叔母さんがプレセントを用意してくれていました。何も用意していなかった私は、後日、簡単なお返しをしました。
ニュージーランドのお正月
逆に、お正月のニュージーランドはあまり特別感がありません。
ニューイヤーの瞬間はいくつかの街ではイベントが行われ、花火が打ち上げられるところもあります。一瞬。笑
家族で集まるというよりは、お家や観光地でゆっくり過ごす方が多いようです。
元日は国の祝日で、多くの小売店、レストラン、カフェは閉まっています。都市や観光地では開いているお店もありますが、個人店だと行ってみてClosedの看板がかかっていることもあるので気をつけてください。小さな町や地域によっては、１月１日を含み数日間閉店するところも多いです。
日本のクリスマス
日本のクリスマスといえば、子供はサンタさんからプレゼントを貰いますが、カップルのためのイベントという気もします。どこに行っても混んでるし、何のための日なのかよく分からないので、個人的にはクリスマスの日は人混みを避けます。
というのは、特に毎年予定のない、寂しい言い訳です。
ちなみに、今年のお正月も、コロナパンデミックという言い訳で、完全に寝正月となりました。